オフグリッドの未来

分からない人

 

オフグリッドってちょいちょい聞くけど一体なんなの?

オフグリッドの意味って何?

僕たちの生活にはどんな関係があるの?

 

 

 

 

 

こういった質問にお答えします。

 

オフグリットとは送電線や配電線につながっていない、独立型電力システムのことです。

GRID(網目・送電網)を意味し、それをOFF(切る)でOFFGRID。

主に太陽光・風力を中心とした再生可能エネルギーで自分の暮らしに関わる電力供給を全てまかなうシステムです。

家の屋根にソーラーパネルが置いてありますよね??

あれも立派なオフグリッドの一種です。

今回はそんなオフグリッドについて詳しく解説していきたいと思います。

 

僕の自己紹介を簡単にすると、旧電力会社の送電部門(現在は分社化してグループ会社)で送電に関わる仕事をしています。

年間数億円規模の送電線の工事を担当しているラインマンです。(再エネ関連も担当経験有)

僕の基本情報はプロフィールをご覧ください。

記事の内容
  • オフグリッドがもたらす未来
  • オフグリッドのメリット・デメリット
  • あと何年くらいでオフグリッドシステムが当たり前になるの?
  • まとめ

この記事を読めば、オフグリッドの仕組みやメリット・デメリットなどが分かるかと思います。

これからの自身の生活インフラについて考えるきっかけになればと思います。

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オフグリッドがもたらす未来

オフグリッドがもたらす未来

 

それではオフグリッドがもたらす未来をざっくり言うと下記の通り

  • 電力会社からの電力供給は地域→自治体→個人へと少しずつ縮小する
  • 一家に1人の電気工事士・自治体に1人の電気主任技術者が当たり前になる
  • 送電線・配電線が景観から消える

 

いずれは電力会社のからの電力供給は時間とともに少しずつ減少していくと僕は予想しています。

とはいえ、そのためには法律の整備(停電時の責任の所存などなど)や蓄電・発電効率を向上などの課題があるため、30年~50年くらい先の未来かもしれませんが、ここは明るく未来を語っていくことにしましょう。

 

それでは順に解説していきます。

 

電力会社からの電力供給は地域→自治体→個人へと少しずつ縮小

 

オフグリッドシステムが浸透していけば、大電力をまかなう必要が無くなるので、電力会社による電力供給は徐々に縮小していくでしょう。

現在のオフグリッドシステムは主に3パターンあります。

オフグリッド
  1. 小規模(スマホの充電や照明)の電力供給を自分で担って、メイン電力は電力会社から供給してもらうパターン(電力会社8:自分2)
  2. メイン電力を自分で担い、どうしても自分では供給することができない発電量を電力会社から供給してもらうパターン(電力会社3:自分7)
  3. 完全オフグリッド状態(現状ほとんど例がない)

こんなところになります。

また、今は太陽光発電がメインですが、後々は面積を取らない風力も参入してくるかと思われます。

 

現状は新電力・旧電力会社が電力供給を担っている(送配電は電力NW会社と呼ばれる最近分離した子会社の設備)のですが、蓄電・発電効率の向上によって、大型火力による化石燃料での発電が徐々に減少していき、太陽光・風力を中心とした再生可能エネルギーが中心となってきます。(環境問題の観点からも、現状の火力発電効率はわりと厳しい目で見られています。日本の火力発電は世界水準でみてもクリーンな方ですが、風向きがいつ変わるか分かりません。)

 

そうなると、今までは電力会社に頼るしかなかった発電設備を自治体で設けられるようになるため、少しずつ自治体単位での発電と蓄電により電力供給を担うようになってきます。

そこから更に進めば、個人単位での電力供給も可能になってくるということです。

 

有名なところでテスラ・モーターが蓄電効率を上げるための研究・開発を行っています。

 

テスラモータ

 

なので、発電と蓄電の効率を上げる事が世界的も大きな課題となっており、多くの投資家が再生可能エネルギーと蓄電技術に積極的に投資をしています。

 

TOKAGE
投資の神であるウォーレン・バフェット氏も再エネ関連には積極的に投資しているんだよ。神が動けばその周りも動く。世の中は良い方向に向かっているんだ。
長い目で見れば、徐々にオフグリッドは僕たちの生活に浸透してくるでしょう。

    一家に1人の電気工事士・自治体に1人の電気主任技術者があたりまえになる

     

    当たり前ですが、オフグリッドシステムを導入するには配線できる人と電気設備を管理する人が必要になります。

    これらは専門の資格が無いと作業や管理に従事する事ができないので、電気工事士と電気主任技術者が必要となります。

    オフグリッドシステムは土地の余っている地方から徐々に浸透していくと思われるので、自治体にも電気工事士と電気主任技術者が必要になってきます。

     

    僕は過去の投稿で電気業界の未来について記事にしましたが

     

    ここでは電気業界で働いている人は働き口に困る事はないと解説しています。

    その背景にはこういったオフグリッドの社会への浸透も背景にあります。

     

    車だってこれからは水素や電気で走る時代です。

    電気自動車なんかは家に充電設備がないと充電できません。

    故障していちいち業者を呼ぶくらいなら、電気的知識があって自分で改修できるようになった方が断然効率も良いです。

     

    これからは電気工事士と電気主任技術者の需要はオフグリッドの効果もあってますます高まると予想しています。

    送電線・配電線が景観から消える

     

    オフグリッドになれば、当然送配電線が必要なくなるので、必要のない設備は即撤去されます。

     

    TOKAGE
    使わない設備を放置していても、固定資産税はしっかり徴収されるので経営の圧迫に繋がるよ。送配電会社は毎年膨大な固定資産税を払っているんだ。
    残るのは、自家発電設備を持っていない大規模向上に送るための送電線くらいになるかと思います。
    小池百合子さんの「7つの達成」のうち1つ"都道電柱ゼロ"が達成される可能性があるのです。
    30年~50年後の話ですが。

    TOKAGE
    そのころには百合子さんは118歳くらいだよ

     

    いずれ、景観から送配電線が消えるかもしれません。

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    オフグリッドのメリット・デメリット

    オフグリッドのメリット・デメリット

     

    次にオフグリッドのメリット・デメリットについて解説していきます。

    関連記事に電力会社の商売戦略についてはこちらの記事に記載しています。

     

    メリット

     

    1. 電気代がかからないor安くなる
    2. 電力会社側の事故による停電の影響を受けない
    3. 蓄電しておけば、非常時も電気の仕様が可能(災害に強い)
    4. エコ

     

    こんなところです。

    電力会社の送配電線による一方的な事故による停電の影響は無くなります。

    また、災害時に強いのもメリットの1つです。(地震や台風が来ても壊れないような強固な設備と定期的なメンテナンスは必要ですが)

     

    デメリット

     

    1. 現状だと太陽光パネルのコストが割高(場合によってはマイナスになる場合も)
    2. 安定的な供給では無い
    3. 発電・蓄電効率が悪い
    4. メンテンス費用は掛かる

     

    デメリットはこんなところです。

    発電・蓄電効率が良くなるまでは、慎重に吟味しないと割高になってしまいます。

    また、太陽光にしろ風力にしろ天候に左右されやすいのと、野外生物(ヘビやネズミなどの小動物)に注意しておこないと、設備に侵入して地絡や短絡を起こして機器破損に繋がってしまうので注意が必要です。

    あと何年くらいでオフグリッドシステムが当たり前になるの?

    あと何年くらい?

     

    僕の予想では、30年~50年後だと予想しています。

    というか、電力会社の経営層がそう話していました笑

    電気エネルギー業界の経営層ともなると、僕のような末端社員とは扱う情報も質も違います。

    そんな人がそう言ってるので僕的にはまんざらでもないし、間違いでも無いと思います。

     

    ただ、発電・蓄電効率化はオフグリッドシステムより先に自動車産業の方が早いのでは無いかと予想しています。

    環境問題としてはそっちのほうが深刻なので。

    なので、僕はこれからも自動車産業の方も注視していきます。

    まとめ

     

    以上がオフグリッドがもたらす未来についてでした。

    まとめると下記の通りです。

    • 電力会社からの電力供給は地域→自治体→個人へと少しずつ縮小する
    • 一家に1人の電気工事士・自治体に1人の電気主任技術者が当たり前になる
    • 送電線・配電線が景観から消える
    • メリットは電力会社側の停電でも問題なく電気が使えること
    • デメリットは発電・蓄電効率が悪いため、現状は割高になる可能性があるのと、天候に左右されやすく地味にメンテナンスが大変であること
    • 30年~50年でオフグリッドが一般家庭にも浸透すると予想

     

    こんな感じです。

     

    今回は以上です。

    では、また次回!

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