
- 専門性の高い仕事にフォーカスすること
- 忙しいフリをすること
- 定例業務は完璧にこなすこと
- 上司の手伝いではなく、見習うべき先輩の手伝いをすること
- 勤務中は自分の世界に入ること
今回はこの心構え5つについて深堀りしていきます。
僕の自己紹介を簡単にすると、旧電力会社の送電部門(現在は分社化してグループ会社)で送電に関わる仕事をしています。
年間数億円規模の工事を担当しているラインマンです。
僕の基本情報はプロフィールをご覧ください。
- 電力会社で働くための心構え5つ
- 個性を出して働かないと自分の市場価値は上がらない
- まとめ
マインド系の記事になってしまいますが、この心構えを念頭に入れておかないと、いずれ自分が潰れてしまうか、無感情のロボットのような働き方で今後30年以上あるワークライフを悲しくおくることになるかと思います。
電力会社のみならず、他の大手大企業・公務員の方も読んで頂きたい内容です。
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もくじ
電力会社で働くための心構え5つ
心構え5つを深堀りする前に、この5つにたどり着いた経緯を軽く説明します。(不要であればとばしても大丈夫です)
電力会社で5年以上働いてきた僕から見ると、電力会社の社内文化・風土には特徴があります。
- 皆足並み揃えて働かなければならない(同調圧力)
- お客さん優先とは表向きな話で、上司は社内政治に目が行きがち(地域の視線より社内の視線を気にする)
- 仕事はアナログチックなものが優先、現場は新技術の導入に否定的
- 社員は生真面目でユーモアや柔軟性があまりない
- 自分の市場価値が上がりにくい仕事内容
僕たち若手社員はこの文化・風土に柔軟に対応していかないといけません。
更にいうなら、安泰というのはもう電力会社の過去の栄光になりつつあるので、僕たちはさらに変化に対応しなければなりません。
そこで僕が考え出したのがこの5つの心構えで、僕は毎日意識的に取り入れて働いています。
蛇足でしたね。
それでは深堀りして説明します。
専門性の高い仕事にフォーカスすること
電力会社のほとんどの仕事はマニュアル化されてるので、3年同じ仕事を続けると流れは全て覚えてしまいます。
少しでも専門性の高い仕事にフォーカスしないと自分の市場価値は上がりません。
専門性の高い仕事とは具体的に言うと
- その部門の中でも一部の人しかできない仕事
- 技術的に難易度の高い仕事
- システム分野に優れている人
こんな感じです。
さらに具体的に僕の部門で言うなら「超高圧送電線路の複導体の架線から基礎設計までを担える人」という感じになります。
専門分野に長けている社員がなんだかんだで一番信頼されています。
逆に専門性のない社員は一応エスカレーター方式で管理職にはなれますが、感情のないロボット上司となるでしょう
上司ガチャ:レア▲
忙しいふりをすること
電力会社の仕事は無限に降ってきます。
繰り返します。
無限に降ってきます。
上司の指示を忠実にこなす真面目な社員ほど、誰でも出来るような雑務がどんどん上司から指示されます。
なぜかというと扱いやすいからです。
こうなると雑務に仕事を取られて専門分野の仕事なんてほとんどできません。
対象方法は1つ。
常に忙しいフリをすることです。
流石に忙しい人に仕事をふる鬼畜上司は電力害会社といえど少ないので、忙しいフリというのは、ある意味自己防衛とキャリアップに繋がる策の1つです。
具体的には下記の通り
- 机を離れる時は基本小走り
- 猫背になってわざとタイピング音を大きくする
- 机の上に山積み書類を2山ほど生成
- 電話は早口目に
- PCにダミー付箋を貼りまくる
この5つをこなせば忙しいフリは可能です。
僕は半年をこれを続けていたら雑務を振られる事は無くなりましたし、定時で帰る時間も増えました。
空いた時間で専門分野の仕事に注力できるようになりました。
一石三鳥くらいです。
定例業務は完璧にこなすこと
上司は定例業務は出来て当たり前だと思っています。
定例業務は簡単な仕事が多いので、時間を投下して完璧に仕上げれば、当たり障りない一定距離の関係を築く事ができます。
飲み会には誘われず、仕事は自分の範囲内で、そこそこ仕事が円滑に進むように相談にのってくれる。
一番おいしいポジションだと思っています。
僕は去年からこのおいしいポジションで働いています。
仕事が早いわけでも出来る訳でも無いけど、同僚と同じくらい卒なくこなして、そこそこ専門性の高い社員。
そんな感じの評価です。
上司の手伝いではなく、見習うべき先輩の手伝いをすること
仕事が無くて暇な時は電力会社のホワイトな部分を活かして休暇を取得するか、即効定時帰りをしても良いのですがあまり続けていると暇人だと思われて仕事を振られます。
そうなる前の対処法として、見習うべき先輩の手伝いをすることです。
見習うべき先輩についてはこちらの記事に記載しています。
この先輩の仕事を手伝っていれば、無駄な雑務を振られる事無く、暇人なりに質の高い仕事ができます。
では、なぜ上司ではないのかというと理由は3つ
- 上司の仕事は単純に雑務が多い
- 扱いやすいと思われてリピートされる
- ミスをすると怒られる
わりとデメリットしか無いので、基本受けないようにしましょう。
会社人生の短い上司に胡麻をするより、会社を変えてくれそうなパワフルな先輩の仕事を手伝ったほうが自分のためにも先輩のためにもなります。
勤務中は自分の世界に入ること
自分の世界に入ると言っても、完全に閉鎖して鎖国状態にする訳ではありません。
情報は耳でキャッチアップしつつ、自分の仕事に集中すべきということです。
遮断する内容は「自分の業務外のこと」すべてです。
雑談・同僚の業務・上司同士の話し合い・隣の人の独り言etc
無駄な情報を遮断すれば簡単に自分の世界に入ることができます。
無駄な会話に突っ込まないので面倒事に巻き込まれることもありません。
生産性も上がります。
電力会社は同調圧力が強いので、何かに首を突っ込めばだいたい巻き込まれ事故にあいます。
そして一度首を突っ込むとあれもこれもと玉突き事故になるので、自分の仕事がどんどん逼迫して、結果してパンクします。
パンクしないように自己防衛するのがマストです。
ただ、1点だけ情報に敏感になってほしいものがあります。
それは「停電事故」の時です。
僕たち電力社員の使命は「安定供給」なので、停電事故になっているのに、知らないふりをしていては元も子も有りません。
「停電事故」にだけはアンテナを広げておいて下さい。
個性を出して働かないと自分の市場価値は上がらない
電力会社や大企業・公務員の皆さんは自分の市場価値について考えた事はありますか?
自分の市場価値を意識した働き方をしないと、会社を解雇されたり早期退職を迫られて、次の職を探す時に物凄く苦労します。
市場価値の低い人間は単純に企業から受け入れて貰えないばかりか、いざ個人事業主として働こうにも人脈もスキルもありません。
それでこれからの時代についていけるでしょうか?
僕は無理だと思います。
市場価値を上げるに個性を出して働くことが重要だと思っています。
上司に指示された雑務をこなしたり、マニュアル通りに思考停止で仕事をこなすことは"正しい選択"ではないし個性が仕事にも出てきません。(マニュアル通りの仕事なので非常に楽ではありますが…)
これらはいずれAIに代替されます。AIの方が指示の遵守と数字には強いので。
大事なのは個性と専門性を持つことです。
誰でもない唯一無二の自分になることがこれからの時代重要になってきます。
個性と専門性は将来的に自分の大きな武器となります。
今からでも着々とその"武器"を磨いておきましょう。
僕が示した「心構えに5つ」にはその個性と専門性を持つための重要な要素も含まれています。
ぜひ、市場価値を上げる働き方を意識して仕事をしてください。
まとめ
まとめです。
- 専門性の高い仕事にフォーカスすること
- 忙しいフリをすること
- 定例業務は完璧にこなすこと
- 上司の手伝いではなく、見習うべき先輩の手伝いをすること
- 勤務中は自分の世界に入ること
- 自分の市場価値を意識して働く
- マニュアル仕事はAI に代替される
こんな感じです。
それではまた次回!