電力会社が導入する新テクノロジー

電力会社テクノロジー

電力会社の採用試験受けたいけど、面接対策でこれから電力会社が着目するテクノロジーについて知っておきたいな。

今はどういうのに注目しているのだろう。

 

 

 

 

 

こういった疑問にお答えします。

 

「電力の自由化」と「発送電分離」によって地域を独占していた電力会社も本格的に競争の時代に突入しました。

今までは「効率化」など全く考えない、保守的・官僚チックな仕事ばかりしていましたが、これからはそうはいきません。

これから大手電力会社はメタボリックになってしまった業務をスリム化するため、積極的に新テクノロジーを導入していくことでしょう。

そこで、現場第一線にいるTOKAGEがこれから導入するテクノロジーについて解説していきます。

 

僕の自己紹介を簡単にすると、電力会社の送電部門(現在は分社化してグループ会社)で送電に関わる仕事をしています。

年間数億円規模の工事を担当しているラインマンです。

僕の基本情報はプロフィールをご覧ください。

記事の内容
  • これから電力会社が導入するテクノロジー
  • テクノロジー導入の先にある未来の電力会社【社員は減ります】
  • 電力社員はどうすべきか?

 

この記事を読み終わるころには、電力会社が導入するテクノロジーをざっくり分かるようになると思います。

これから電力会社に入社したい人、若手社員は自分たちが何を勉強すべきか、参考にして下さい。

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これから電力会社が導入するテクノロジー

テクノロジー

 

これから電力会社は割と多くの予算を費やして新テクノロジーに手をつけていきます。

理由は3つ

 

  • 業務の効率化
  • 市場競争を勝つべく、シェア領域を広げるため
  • 環境課題改善活動(二酸化炭素削減)

 

ここらへんが現在の電力会社の課題です。

課題解決のためにあの手この手を使って新テクノロジーを利用していきます。

 

それでは深堀りしていきます。

 

ドローン

ドローン導入の目的は保守点検業務の効率化です。

 

活躍するのは、主に送配電会社の方です。

 

送電だけも地球を何周もできるような送電線が全国に張り巡らされており、配電線は更に多いです。

今まではこれら線路(鉄塔)を人が1基1基全部見て回っていましたが、今後はそんな保守コストをかけてられなくなるので、ドローン使った遠隔操作で保守・点検していきます。

 

僕の電力会社でもドローンは何台か導入されていて、送電線の点検に使用しています。

配電や変電の点検のお手伝いにも貸したりしているので、今後は各部門でドローンの導入が進むでしょう。

 

RPA

 

ロボティック・プロセス・オートメーション(英: robotic process automation、RPA)は、ソフトウェアロボット(ボット) 又は仮想知的労働者と呼ばれる概念に基づく、事業プロセス自動化技術の一種である。デスクトップ作業のみに絞ったものをロボティック・デスクトップ・オートメーション(RDA)と呼び、RPAと区別することもある。

これがRPAの概要です。
一体なんのこっちゃ?となるので簡単に説明すると下記の通り
RPAの概要
  • PC内の全てのプログラムをボタン1つで全自動で動かしてくれる
  • 24時間365日自動で稼働できる
  • システムとシステムどうしを連携させて動かすことも可能
  • 遠隔操作も可能

この神システムを導入することで今までの無駄業務を全てロボットにやらせて効率化を図ろうというのが目的です。

じゃあシステム変えればいいじゃん。と思いますが、それがうまくいかないんです。

なぜか?

電力会社の社内システムは基本的に全部古いです。
過去に作成したものがブラックボックス化してさらにシステムに完全に頼り切りの業務フローにしてしまったので、メンテンナンスする期間もメンテンスをする人もいないのが実情です。
なので、既存のシステムを変更しないで動かせるRPAが注目をされているのです。
正直本格的に導入されれば、社員の3分1は削っても問題ないくらいです。
それくらいの破壊力がRPAにはあります。

AI・IoT

 

ドローンに続き至近年どこの分野でも注目されている分野がAI・IoT分野です。

 

使いどころは下記の通り

AI・IoTを使いどころ
  • 膨大な保守データの解析
  • 送電線の最適なルート解析
  • 配電線の最適なルート解析
  • 最適な鉄塔・電柱設計
  • 変電所構内の監視・分析
  • 停電事故解明

おもに今まで人間が目で判断していた業務(特に解析・判断が容易なもの)をAIで代替しようという動きがあります。

ドローンとの相性も良いです。

 

それに、電力会社の仕事は全てがマニュアル化されているので、機械に判断を任せても問題ありません。

保守データにしろ、設計データにしろ、過去のデータがたっぷりあるので、AIにディープラーニングさせてAIが判断できるようになれば、仕事の3分の1はなくなるでしょう。

 

水素発電(水素エネルギー)

 

電力会社はESG(Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治))への取り組みに力を入れています。

特に発電事業はCO2を多く排出するため、環境への配慮がどうしているのか?世界的にも結構厳しい目線で見られています。

 

そこで現在着目しているのが、水素エネルギーへの投資です。

有名なところで

昨年に東電と中部電力が連合して水素事業への参入を発表しました。

東電・中部電連合、水素事業に参入 JXと最大級設備

 

あとは、東北電力なんかもそうですね。公式HPに載ってました。

>再エネを利用した世界最大級の水素製造施設「FH2R」が完成

 

今電力会社の水素事業に力を入れているとこです。

 

自然エネルギー

 

風力・太陽光・波力が主な自然エネルギーです。

2016年にスタートした「電力小売全面自由化」以降、自然エネルギーへ新規参入する企業の数は凄まじいです。

自然エネルギー専用の送電線路や発電所は僕が入社した頃に比べてかなり増えました。

 

各地域の電力会社は火力・水力発電のみに頼らず、自然エネルギーを新たな電源ポートフォリオとすべく、新規参入企業にシェアを取られないよう、自然エネルギーの分野にも力を入れています。

 

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テクノロジー導入の先にある未来の電力会社【社員は減ります】

効率化がもたらす社員への影響

 

RPA・ドローン・AI・IoT等の導入よって電力会社はどうなるのか?

効率化がもたらす影響について少し深堀りします。

 

効率化が少しずつ進んでいくと、必要なものと不要なものがはっきり見えてくるようになります。

それら、良いこと悪いことを箇条書きでまとめます。

 

  • より高度な専門性を持った人材が重宝される
  • 在宅ワークが増える
  • 現状の働き方よりも現場に行く頻度が少なくなる
  • 社員数減
  • 早期退職(半強制)

 

働き方に関してはより自由度の高い働き方になります。

しかし、効率化によって今より少ない社員数で仕事ができてしまうため、人員は削減されと思います。

 

TOKAGE
経営層は効率化によって余った人材は新規事業参入への助力とすると言っていますが、どう考えても余ると僕は思います。
経営層だって現時点での話をしているだけで、10年後20年後の将来のことまで誰も考えていません。
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これから電力社員はどうすべきか?

社員はどうすべきか

 

僕たち20代の電力社員はこれからの働き方をわり真剣に考えないといけません。

今までの社員のように、退職金をもらって悠々自適なセカンドライフを送ろうなんて事はできなくなります。

 

誰でもできるような仕事をする電力会社ですら、これからは

 

  • より高度な専門性をもった人間
  • 無から新しいものを創造する、あらたなコンテンツを発掘できる人間

 

が必要となってきますし、逆を言えば、今まで通りの働き方をしている社員は早期退職・解雇に追い込まれる可能性があります。

 

企業は終身雇用まで保証する義理はないので。

 

なので、僕たち若手電力社員が今すべき事は、専門性のある分野のスキルを習得しつつ、電力会社から解雇を言い渡されても良いように稼ぐ力を身につけることです。

今のホワイトな電力会社の恩恵を受けつつ、着々と個人で稼ぐ力を準備しましょう。

 

いつでも会社が社員に牙を向いても良いように…

 

副業スキルはこの先の人生の助け舟となります。

 

今回は以上です!

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