電力会社とコロナ

 

こんにちは、TOKAGEです。

今日は、コロナ渦の中で1年間働いてきた、電力業界のコロナ事情について少し記事にしたいと思います。

 

電力会社は電気という産業・生活に欠かせないインフラを担っているため、コロナであっても各事業所(営業所)の機能を止めることはできません。

また、働き方改革にやっと着手したばかりでテレワークやフレックスなどまだまだ社内で普及していない状況でした。

 

そんな中での3月のWHOパンデミック宣言

そして4月の緊急事態宣言。

 

テレワークやフレックスが普及していない中でどうやって3密を避けて働いてきたのか?

そして、事故が起きた際の人員の確保はどうしていたのか?どのようにしていたのか?

この辺について解説していきたいと思います。

 

僕の自己紹介を簡単にすると、旧電力会社の送電部門(現在は分社化してグループ会社)で送電に関わる仕事をしています。

年間数億円規模の送電線の工事を担当しているラインマンです。(再エネ関連も担当経験有)

僕の基本情報はプロフィールをご覧ください。

記事の内容
  • 3密を避けた働き方、各事業所の取り組み
  • 事故が起きた場合の対応
  • インフラ業界のwithコロナ【現場から人手を無くすのは不可能】
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3密を避けた働き方、各事業所の取り組み

3密回避

人の密集を避けるためには、人が集まらないような仕組み作りが必要ですが、そもそも僕ら現場第一線事業所にはフレックスタイム、リモートワークの制度も体制が整っていませんでした。

では、どうやって3密を回避して業務に取り組んだのか?

1年間のコロナ事情をまとめると下の通りです。

withコロナ~1年間の働き方~
1月:コロナ関連音沙汰なし
2月:コロナ関連音沙汰なし
3月:緊急時以外は外部の人との接触禁止
4月:部屋ごとに別れて分散して業務開始
5月:事務系リモートワーク開始
6月:変化なし
7月:変化なし
8月:変化なし
9月:変化なし
10月:分散終了
11月:また分散開始
12月:分散続投

こんな感じです。

それでは深堀りしていきます。

半数は無理やりリモートワーク、半数は密集回避で通常通り出社

結論から言うと「半数はリモートワーク、半数は通常出社」になります。

"現場第一線事業所"といっても事務系と技術系に分かれていますので、事務系はリモートワーク可、技術系は有事の際の初動が遅れるリスクがあったのでリモートワーク不可でした。

 

なので、僕ら技術系は通常通りコロナ関係なく出社していました。

とは言っても、3密は回避するようだったので、下記のような取り組みを実施。

 

  • 所内マスク必着
  • 外部業者の事業所内出入りを一時禁止(打ち合わせは基本外かテレビ会議)
  • すべての会議室や応接室を開放して社員を分散(1部屋5人くらいで壁に向かって仕事)
  • 常時換気&管理職が分担してドアノブやスイッチなどの定期的なアルコール消毒

 

まあ、どこの企業もやっているような当たり前の取り組みですね…

こんな感じで技術系は騙し騙しやり過ごしていました。

 

事務系はリモートワーク可でしたので、半数以上がリモートワークで仕事していました。

ただ、そもそも社内の情報は持ち出しが禁止されているので、緊急事態宣言中は業務関係書類のみ持ち帰りのみでEXCELなどのデータは持ち帰ることができませんでした。

なので、リモートワークと言っても実質的にEラーニングによる自己啓発と書類チェックのみで仕事が進むかと言ったら全く進まない状況です…

 

ちなみに、事務系でもお客様対応があるため、緊急事態宣言中は事務系の外業を技術系の社員が対応していました。

正直、めちゃくちゃ忙しかったです。

 

現場第一線事業所はこんな感じで仕事をしていました。

 

あと、フレックスタイムやリモートワークが導入されていないと言っても、本店・本社&一部支店・支社は導入されていたので、本店勤務の社員の殆どは時差出勤やリモートワークでうまく利用し3密を回避してコロナ対策に取り組んでいました。

もちろん、PCも配備されるのでPC作業も可能です。

何か新制度を実施する時はまず本店で導入し検証、その後段階的に各事業所に浸透してくるので、僕ら末端社員が制度を利用できるのは2年後くらいになります…

 

それでもコロナに感染してしまった場合

 

それでも感染者を出してしまった場合の初動はかなり早かったです。

該当事業所の営業を3日間停止して所内完全消毒。

濃厚接触者は1周間~2周間の自宅待機。

その後は最少人数での現場対応。

 

感染発覚から所内消毒対応まで2日もかからずに対応していたので早かった記憶があります。

感染者が出てしまった事業所は最少人数での出社だったため大変そうでしたが…

 

ちなみに寮からコロナ感染者が出た場合は1周間の強制里帰りでした。

完全に疎開状態ですね。

 

感染者が出た場合の対応はこんな感じです。

 

そもそもなぜリモートワークの普及がこんなに遅れているのか?

 

気になりますよね。

僕は気になりました。

他の会社ではリモートワークが出来ているのになんでこんなに遅いんだ。

 

一番の原因は通信インフラの環境構築が出来ていない事だと僕は思っています。

簡単に自宅のWi-Fiから社内のネットワークに入れないようにガチガチに保護されています。

組織が大きいから〜、とか社内の文化が〜、とかスタンプが〜とかではなくてこの部分が大きいです。

 

独自の通信ネットワークを使用しているので、迂闊に変更するのが難しいんですよ。

社内システムもこのネットワークに依存しているので切り替えが難しく、専用のPCを準備するのに時間が掛かっています。

それに加えて社内情報の持ち出し禁止の制限。

 

この辺の整備を準備にはもう少し時間がかかると思います。

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事故が起きた場合の対応

対応

この辺に関しては僕ら技術系は普段どおりの出社だったので事故対応は普段どおり問題ありませんでした。

 

まあ、当然ちゃ当然ですよね。

コロナ医療機関が逼迫している中で電気送れませんでした…

なんて考えただけでも恐ろしいです。

 

あとは、各部屋に分散して仕事をしていたので、事故時のミーティングや普段の仕事においても少々コミュニケーションが取りづらく、意思疎通のすれ違い(特に現場に出る時の準備段取り)で何かとめんどくさいこともありました。

 

分散した働き方は周囲に人がいないため集中出来ますが、コミュニケーションの方で少し問題が出てくるなと感じました。

電力業界のwithコロナ【現場から人手を無くすのは不可能】

withcorona

コロナの影響で鈍足だった働き方改革が一気に加速して、これから僕たちの働き方はどんどん良い方向に進んでいきます。

これからは現場第一線事業所にも間違いなくリモートワークは導入されますし、オンライン会議など、人と直接会わずして意思決定を決める機会が増えていくと思います。

ただ、電力業界において現場作業が消える事はまずありません。

どんなにAIやIoTが発達しても最後に確認するのは僕たち社員です。

 

そのあたりのwithコロナについて少し深堀りします。

 

お家でぬくぬくフルリモートはこの業界では不可能

 

上記で述べたように、電力業界で毎日家でフルリモートというのは不可能です。

電力会社にリモートワークを求めて就職しようとしているなら、今すぐ考え直してください笑

 

確かに、リモートワークは普及すると思いますが、しばらくの間は意思決定の介入しない仕事がほとんどだと思います。(書類作成や標準的に決められた簡単な設備設計)

僕らは修繕や施工管理など現場作業があっての仕事なので、ITエンジニアのような働き方はできません。

 

リモートワークに過度な期待はしないほうが良いです。

コロナの影響で働き方改革は加速

 

あ、働き方改革が急に早まったな。

僕が現場第一線で働いていてまず最初に感じたことです。

もともと、2年計画とかで導入する予定だった制度が緊急事態宣言が出てから急に実装されていたのでコロナは働き方改革を加速させました。

正直、僕もただでさえ現場で死ぬ思いをしているのにウィルスの驚異にまでさらされるのはたまったもんじゃないです。

 

 

もっともっと前倒しで働き方改革を進めてほしいところです。

まとめ

 

電力会社のコロナ事情は以上になります。

今回はこの辺で!

ではまた次回!

 

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